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男はサンヒョクに感情移入してみるべし

チュートリアル(お笑いコンビ)の徳井がチェ・ジウ(らしき韓国女性)に逆ナンされたことを関西の番組で言ったら、どうもインターネットニュースに載っちゃったようだ。徳井はイケメン芸人NO.1(ちなみにブサイクNO.1がフットボールアワーののんちゃんらしい)に選ばれてるくらいだから、あながち嘘とも思えない。
……イケメン徳井で思い出したが、私は西野がそこそこのイケメンというだけで人気が出ているキングコングが納得いかない。お笑いは面白くてこそ、であろう。

さて、昼メロや二時間サスペンスが好きな私こと毒蝮麭麺ですが、当然のように『冬のソナタ』を観ています。元々我が家では母が観ていて、カルチャーショックを受けておったのです。何故なら母は戦前生まれで、どこかでまだ韓国は日本の一部であるような気がしており、そして韓国というのは貧しいというイメージを持っていたからなのです。チマチョゴリとオンドルの国だと思っていたのが、近代化しておりびっくりしたとのことです。その後マフラーの巻き方やら美しい演出やらが気になって、ドラマなんてめったに観ない母が最後まで観てしまったとのことです。

そんな私が小馬鹿にしながらも『冬のソナタ』を観続けているのは、サンヒョクがユジンを手篭めにしようとした回がきっかけでした。元々第一回観て、話が10年前の高校時代のため、役者達の『制服を着る無理さ』が辛くて止めていたんですけどね。
ちなみに『冬のソナタ』は件のペ様(だから何でヨン様なのかと)が演ずるミニョン(元々はジュンサンという名前)と、冒頭のチェ・ジウが演ずるユジンの物語で、そこにサンヒョクやらチェリンやらチンスクといった元同級生、それにどうしてだか子供の恋愛にオトンとオカンが絡んできやがります。

でも、私ははっきりいってミニョンとユジンなんてどうでもいい。
だってユジンってサンヒョクっていう婚約者がいるのに新しい男が出来かけて、なのに婚約者に対して『私が愛さなければいけないのは貴方です』なんていう女だもの。ミニョンだってただのキザ男に見えなくもないぞ。そもそもペ様は眼鏡を取れば松尾スズキ、かければスマイリーキクチって顔だもんな。

このドラマの見所はサンヒョクです。それは、彼がダメダメだからです。↑の、ユジンを手篭めにしようとした恥ずかしい事実も、しっかり双方の親にバレちゃうわけです。ユジンに捨てられるとご飯も喉に通らず病院に入院します。それだけでもヘタレなのに、見舞いに来たユジンに、『君は謝って済むかもしれないが、僕はどうしたらいいんだ?』と半ばオドシをかけるようなことをしてくるのです。
韓国に関する本によると、何でも韓国社会ではとにかく、言葉で相手を口説き落としたモン勝ちなんだそうです。ミニョンのように優しく相手を口説き落とすのも、サンヒョクのように情けないオドシをかけるのも"アリ"なんだそうです(ほんまかいなと思いますけどな…)。
冬ソナは終盤、愛し合うジュンサンとユジンが、『実は異母兄弟かもしれない』というよくアリガチな展開でゴタゴタします。しかしそれも、『異母兄弟はジュンサンとサンヒョク!』という物凄いところにオチが来ます。子供達が同級生で恋の鞘当てやってるけど、親世代もそうだった、というかなりツッコミがいのある落とし所です。恋のライバル同士だった二人が兄弟だった、というのは腐女子的にもオイシイ展開だったと思います。

さて、タイトル『男はサンヒョクに感情移入してみるべし』というのは、キザにも見えて、頭のよさやアメリカ仕込みの話術も携えたミニョンより、やや卑屈でヘタレで、けれども自分の幸せを掴むためにはなりふり構わず、最後は好きな女の幸せを願うサンヒョクの方に、一般男性は感情移入できるんじゃないかな、と思ったからです。ただ、一般男性にはあそこまでなりふり構わなくなれないんじゃないかな、とは思いますが。まぁ私がサンヒョクが好きなのは、中の人(つまり、パク・ヨンハ)がジュンサンの中の人より若々しくて、サンヒョクより中の人の方がオトコマエだからなんですけどねへへ。
もう一つ、ミニョンの部下である、悲しき中間管理職の中年男、キム次長も感情移入のしどころだと思いますよ。いいキャラだし、脇役なのにドラマの最後まで(サンヒョクやチェリンよりあとにまで)ひょっこり顔を現してるヒトですから。

最後に、サンヒョクの中の人パク・ヨンハは日本の月9ドラマ『東京湾景』に出てました。私は月9を観てないので細かいことは言えませんが(じゃあ言うなよというツッコミはひとまずお治めください)、韓流だから在日韓国人のドラマってのはあまりに安易すぎるんじゃないでしょうか。韓国で生まれ暮らす韓国人同士のドラマと、日本にいる韓国籍の人と日本人のドラマは同じ目線で語れないでしょう。だいたいあのドラマ、日本人の側の方が立場が弱くて、韓国籍の側の方が立場が強いようになってるんでしょ。それって現実を見た場合に綺麗事すぎんじゃないか、と思うのです。
そもそも、『東京湾景』って原作は日本人のドラマなんだそうで。それが、プロデューサー兼脚本の栗原美和子の手によって(彼女が昔、在日韓国人と付き合ったという経験があって)、あのような作品になってしまったというのだ。
どうもあの人は自分の手がけた作品を、自分の『萌え』の支配下においてしまう傾向にあるようだが、今回はそれが裏目に思いっくそ出てしまったということかしら。
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