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腐女子ってナンナノヨ?(推奨・18歳以上)

早速紹介して戴き、小野島さんには本当に感謝致します。

さて、腐女子視点でという紹介文ものっけていただいたので、『腐女子』という言葉の説明をしないといけません。ネットサーフィンをよくやる人なら、『腐女子』っていう言葉はご存知かもしれませんけどね。

『腐女子』を説明する前に、『801』という言葉を説明しときます。『801』の読み方は『やおい』、『やまなしおちなしいみなし』の略だそうです。ヤマもなければオチもなくイミもない、美少年同士の恋愛(というか性愛?)を描いた同人誌(といっても、俳句を集めて載せるような高尚なものではなく、漫画やアニメをパロディ化した漫画が描いてあるだけのものですが)という意味です。今では、『やめておしりいたい』の略だという話もあるそうですが。
『腐女子』というのは簡単に説明すると、この『801同人誌』を売買する少女達のことです。
ただ、『少女』とは限らないし、対象も『美少年』とは限りません。それは、『30代の女性』が『白い巨塔』の『東教授と鵜飼教授』で801を作ってる事象からも明らかです。
こういう同人誌を作るというと、彼氏や旦那のいない女というイメージがありますが、彼氏は別腹と言い切る人もいれば、最近では既婚女性の特撮ブームというのがあり結婚してからそのミチにはまる人もいるので、そうとは言い切れなくなってます(コミケに代表される同人誌文化が定着して、その性質が細分化されたためだと思います)。

そんな『腐女子』のミチに、というか『801』というものを私が知ったのは中学生の時でした。部活の先輩が同人描きだったため、S星矢(週刊少年ジャンプで連載していた『聖闘士星矢』のこと。美少年がわんさか出てきた)やC翼(同じくジャンプで連載していた、言わずと知れたサッカー漫画。これも少年がわんさか出てくる。美、ではなかった気がするけど)の『そういったもの』があることを知ったのです。
まぁまだ、ろーてーんの身です。私は当時、『801』には嫌悪感を感じていました。ただの少年同士の友情物語を、そんなキモチワルイものに捏造するだなんて!と。そんなものを売買する奴はとんでもねぇ奴だと思ってました。
当時私はアニメヲタクで、美形キャラを愛でるということはありましたが、それ同士を掛け合わせるという発想は持っておりませんでした。

しかし、その後、『801』の魔の手は意外なところから延びて参りました。それは『音楽ヲタク』になってからのことです。高1のとき音楽ヲタクになって数年…。どこでどう間違えたのかヴィジュヲタ(ヴィジュアル系ヲタク)になり果てた私は、例えばLUNA SEAでRYUICHIとSUGIZOのちゅう…例えばPENICILLINのHAKUEIとGISHOの絡み…そういうものに激しく反応するようになってました。立派に『男同士』の絡みに『萌える』体質になっていたのです!
思い出せば幼稚園の頃、テレビで坂本龍一と忌野清志郎が…阪神大震災前の神戸の同人誌即売会で買った、筋少の同人誌ではどうしてだか、フュージョンの是方博邦が則竹宏之の童貞を奪っていた…(注:なんで筋少にフュージョンが絡むかというと、当時『タモリの音楽は世界だ!』にオーケンが出演することがあり、番組のバックバンドが是方博邦のバンドだったから)。
要は、私もなるべくしてなったのか…。
2,3年ほど前などは、ROCK IN JAPANのRIP SLYMEのライヴをテレビで観ていて、やっぱりメンバー同士がちゅうしたときに固まってしまったものなー。

この、女子が男子同士の絡みに夢中になる、というのはどういう脳やホルモンのメカニズムでそうなるのか分かりませんが、歴史はそう浅くはないようです。江戸時代に歌舞伎役者同士の妄想を抱いた少女の手紙、というのが残ってるそうですし、大正時代に男性の同性愛者同士の痴情のもつれからくる殺人があった時、傍聴席の抽選に女性が殺到したということがあったそうなのです。これはもう、女子の脳に仕込まれた何か性のようなものですか。

ところで近年、こういう志向をもった人達を狙ったような作品が増えてきたと思います。宮藤官九郎はけっこう狙ってると思います。『マンハッタン・ラブストーリー』では塚本高史が松岡昌宏を好きって設定(まぁ、塚本高史が女役だったんですけど)だったし、『ぼくの魔法使い』では伊藤英明と古田新太が夫婦役(これも、古田新太は篠原涼子とのダブルキャストだったわけなんですけど)だったし、あげくの果ては映画で、男同士の愛を撮っちゃいますからねぇ。
むしろ宮藤官九郎は腐兄(801を好む男性のこと。だからといって同性、両性愛者とは限らない。私は七尾旅人がこの類ではないかと勘繰っている)ではないかと思われます。
そして、『週刊少年ジャンプ』は常に腐女子をターゲットにしてるとしか思えません(編集部は否定しているけれど)。20年前はキャプテン翼、その後聖闘士星矢、幽遊白書、スラムダンク、るろうに剣心…現在は銀魂、ブリーチ、DEATH NOTE、テニスの王子様、ONE PIECEなどなど、常に801同人誌へのネタ提供をしてくれてます。
ちなみに、週刊少年ジャンプは、男子だけでなく女子にアンケートしても、よく読む漫画雑誌のトップに挙げられます。ま、これを読んでる全ての女子が腐女子ってことは有り得ないんですけどね。

長々と書いてきましたが、世の中には確実に『男同士の絡み』を観て喜ぶ(というかときめくのか?)女が、少なくない数おるということなんです。
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